『黒澤映画ゼミナール』〜黒澤明的リーダーの条件〜

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zoom RSS 世界の地デジテレビはSDモード画質。ハイビジョン画質が地デジの条件としたことが大嘘だった!

<<   作成日時 : 2008/10/31 02:59   >>

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アナログハイビジョン画質でレーザーディスクに収録した映像が、フィルムに焼き付けた映画に代わる永遠の高画質記録メディアだと謳って、映画界に殴り込みを掛けたのが1980年代後半の頃だった。
「このハイビジョンビデオ合成をハリウッドが受け入れた!だから間違いないのだ」とNHKの嘘を日本映画界は受け入れた。

16ミリのネガフィルムの光学サウンドトラック収録部分を映像用に面積を広げて、従来の16ミリ映画より少しだけ高画質だと35oポジに拡大プリントした、1980年代半ばに登場したスーパー16o映画撮影手法が、製作費を安く上げる新手法だ。日本映画界が評価し始めた直後の事だった。
1インチビデオや3/4インチビデオ⇒βカムビデオで撮影・編集した映像を、フィルムに焼き付けてスクリーン上映する手法をキネコと呼んで採用し始めたのが、日活のロマンポルノ映画だった。それの進化した手法がアナログハイビジョン撮影⇒キネコプリントフィルム上映方式だった。

「これで十分だと」NHKが先頭にたって国は映画界を説得しはじめた。
その結果、『スター・ウォーズ2 エピソードX 帝国の逆襲』の合成でハリウッドも採用したとの噂が流れ、今村昌平監督の『黒い雨』や黒澤明監督の『夢』で部分的にハイビジョンキネコ合成手法シーンが、35mmビスタビジョン映画に挿入された。
スーパー16ネガで撮影されて35oプリント映画として完成した作品が、国際映画祭への参加資格なしとされたのに対し、一部だけハイビジョン撮影キネコ35oプリント作品は、カンヌ映画祭他の国際映画祭でも参加資格を得て、世界の映画界に評価・認知された。

これに気を良くしたNHKは国に働きかけ、アナログハイビジョンで撮影した映像を、ハイビジョンレーザーディスク収録しコンピュータ制御で上映する、アナログハイビジョンシアターを全国各地に建て始めた。
公文書のマイクロフィルム収録をやめさせたり、博物館に展示された歴史遺産をアナログハイビジョンで記録してレーザーディスクに残す事が、後世に伝える最も有効な映像記録法だとのたまって、かなりの予算を国から奪い、16mmや35mmで撮影した映画記録への国家支援金制度の流れを歪めてしまった。

ところが、このNHKの映画産業への乱入に危機感を覚え、「あんな低画質な映像を映画界に持ち込まれては困る!」
と怒り心頭、宣戦布告ののろしを揚げたのが、他でもないコダックアメリカ本社だった。
フィルム撮影された情報をデジタルスキャナーで200万画素以上の高画質でHDDに取り込み、スーパーコンピューターでそれをデジタル加工して、再びネガフィルムにレーザーで焼きこんでいく、いわゆるCG合成技法の開発に乗り出したのだ。
その結果どうなったかはご存知のとおりだ。1990年代始めに『ジュラシックパーク』『ターミネーター2』の成功以来、NHKが1兆円以上の国費を浪費して考案・開発したアナログハイビジョンキネコ映画は、あっという間に姿を消した。

全国に建設されたアナログハイビジョンシアターで上映できるコンテンツはなくなり、コンテンツを再生できるハード=アナログハイビジョン・レーザーディスクプレーヤーや、アナログハイビジョンカセットテープの録画・再生機の生産さえされなくなって、総てが粗大ゴミに変ってしまった。永遠を約束されて収録されたはずの公文書も美術品記録映像も、今や再生できなくなってしまった。その損失は計り知れない!

これらの失態を隠しつつ、アナログハイビジョン開発で莫大な国家予算を浪費した責任から逃れるために考え出され、何が何でも国民に認知させなくてはならなかったのが、デジタルハイビジョン撮影・編集・放送システムだった。

VHFアナログ電波からUHFデジタル電波へ移行する、これが2011年7月24日地上デジタル放送完全移行の定義であり目標だ。
ところがこれに、デジタルハイビジョン受信機内臓モニターを地デジテレビと定義して、全国民に購入させるという暴挙が加えられた。デジタルハイビジョンは確かに高画質だ。しかし、地デジ放送が始まった2006年以来、デジタルハイビジョンで撮影・制作されたニュース映像は皆無に等しく、スタジオ収録の解説シーン以外のロケーションニュース・情報番組シーンは、みなSD画質の4:3デジカム収録の映像でしかない。
だからHD放送主体のBSデジタルやCSデジタルには関心も予算もない、地デジ放送だけ観れば良いと考える多くの国民・低所得者層にまでデジタルハイビジョンテレビを売りつけようとする国は他にない。日本政府だけがデジタルハイビジョンモニターを買う事を地デジ完全移行と同意義に誤認させ、国民に強要負担させようとしている。

アナログハイビジョン政策失敗の罪を闇に葬るために・・・。
この計画を発案・法案化したのが当時のNHK会長と総理大臣だったと聞く。

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