『黒澤映画ゼミナール』〜黒澤明的リーダーの条件〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 『悪い奴ほどよく眠る』の自殺は汚職の公式か?をロッキード事件やリクルート事件etcで実感。怖いですね

<<   作成日時 : 2008/10/05 18:53   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 1

自分の体験した中学・高校時代の恋愛話しか題材に出来ない漫画を原作に製作される邦画が
雨後のたけのこのように出てくる昨今、
体験を超えた過去の歴史や事件を題材にその共通点から犯罪パターンを普遍の法則としてディプログラミングして架空の物語にしてしまうところが
黒澤映画の特徴であり、国境と時代を超えて通用する魅力だと思う。

黒澤監督の映画は大衆的で単純明快すぎると、公開当時は批判されがちだった。この作品もしかり。
「いくらなんでもこんなに簡単に自殺を決意できる役人はいない」とか、殺し屋を手配する公団総裁はいない、と
ゲバ棒担いだ学生運動家に笑われて観客動員数は過去の黒澤映画に前例のないほど落ち込んだと聞く。

「ハムレット」の陳腐な焼き直しと海外でも当時は酷評されて、日本独特の汚職の公式に注目する批評家は少なかったようだ。

カーチェイスもない殴り合いもない殺人シーンも全くないこの映画の語り口にCGはいらない。
しかし、これほどドキドキしながら物語に観客を引き込むサスペンスは、ここ数十年、とんとお目にかかっていない気がする。

19歳で法学部を目指して受験勉強していた時に、フジテレビゴールデン洋画劇場で初めてこの映画を見た夜は、
西のレインコートが夢に出てきて、泣きながら翌朝目を覚ました事を思い出す。

「総てが単純で醜悪だ!これでいいのかー!」という台詞を当時以上に実感してしまう、社会人20年生の自分が今ここにいる。この映画を教訓にして、心を入れ替えた役人が何人いるのか?
社会保険庁の職員しかり、民間企業の管理職しかり、公金取りのTV局社員しかり。

果たして本当に映画で世の中を変えられるのか!?自信がなくなり、信念が揺らぐ丑四五郎です。



悪い奴ほどよく眠る<普及版>
東宝
2007-12-07

ユーザレビュー:
理想主義者黒澤黒澤明 ...
小川徹の慧眼−−抵抗 ...
汚職や腐敗を扱った映 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
携帯サイトの色・配置
...続きを見る
携帯サイト作成所
2008/10/05 19:56

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
最近、「悪い奴ほどよく眠る」を見ました。
なんとも後味の悪い結末でしたが、「社会において、悪ほど強きものはなし」という無念さと怒りを表現していると感じました。
終盤の決定的な破滅をあえて映像では全く出さないという手法が、自分には新鮮に思えました。
見るものの想像力をよりいっそうかきたててくれますね。
かなり昔の映画なのに、やはり優れた作品というものはいつになっても新鮮なのですね。
「西は最後にどんなふうに?」と観た者は考え、それゆえになおさら、無念さと後味の悪さも強く感じるように思いました。
ゆきねこ
2012/02/06 05:00

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
Sign up for PayPal and start accepting credit card payments instantly.
『悪い奴ほどよく眠る』の自殺は汚職の公式か?をロッキード事件やリクルート事件etcで実感。怖いですね 『黒澤映画ゼミナール』〜黒澤明的リーダーの条件〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる