『黒澤映画ゼミナール』〜黒澤明的リーダーの条件〜

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zoom RSS アメリカの陪審員制度にあって日本の裁判員制度に欠けているマスコミ情報の制限要綱

<<   作成日時 : 2009/02/28 10:47   >>

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殺人犯を裁けますか?―裁判員制度の問題点
駒草出版
田中 克人

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国民不在の裁判員制度 ...
まだまだ国民的議論が ...
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アメリカの裁判制度では、一度陪審員に選ばれて裁判に参加しても、審理の途中で陪審員としての適正を問われて交代命令が下る事がある。
審議されている事件に関する情報を、裁判より前に見たり聞いたり読んだりしてはいけない。
つまり、テレビや新聞、雑誌等のマスコミ報道を通じて被疑者に不利な情報を得て偏見を抱いている可能性のある者に、陪審員として審理に加わる資格はないのだ。
だから陪審員に選ばれた者は、裁判が結審するまでテレビや新聞でマスコミ情報に触れてはいけないし、法廷外で得た担当事件に関する偏ったマスコミ情報に左右されて、誤った審判を下す恐れのある陪審員の交代を弁護士や検察は請求できる。
O.J.シンプソン事件やマイケルジャクソン裁判でマスコミの予想とは逆の判決が下された背景に、陪審員の交代劇あった事を日本のマスコミは報じてないが、CNNを見ていた方は覚えているはずだ。
陪審員は、映像や活字で伝えられたマスコミの情報ではなく、法廷で直接見て聞いた証言や証拠で判断しないといけない。
ところがどうだ、今準備されているわが国の裁判員制度はアメリカの陪審員制度とは全く違い、法廷外での事件報道の公正さをマスコミに求めたり、法廷内のテレビモニターに映した証拠品の2次元平面映像で、実寸を遥かに超えた閲覧を裁判員に強要しようとしている。
テレビカメラのフレームにその一部を切り取って示された証拠品は、照明の具合やホワイトバランスの調整次第で冷たくも暖かくも見せられるし、物証の質感も残像イメージも狂わせてしまう。
大型モニターから裁判員までの距離や角度がまちまちであるのも問題だ。
個々の視力や感受性の差で裁判員が抱く証拠価値も変るおそれもある。
角度を変えて撮影された数枚の写真と、一方向から撮影された動画映像とでは同じ凶器も印象が変るのに、
誰もその点を問題にしないまま、裁判員制度は始まりそうだ。

誰がどんな条件でビデオ撮影した物的証拠の映像か?それをいい加減にする限り、その映像はアメリカの法廷が禁じる偏ったマスコミ情報と同じものとなる。

冤罪の根絶を目指さず、裁判期間の短縮化だけを目的に始められる日本の裁判員制度に反対しない国民は、すでにマスコミの偏向報道に誘導された、陪審員になれる条件を満たさない段階にきていると思う。

日本のマスコミのレベルの低さといい加減さは、黒澤明監督の『醜聞』をご覧頂いてもはっきり判るはず。

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