『赤ひげ』から始まった?独立プロ(黒澤プロ他)に借金させて売り上げは巻き上げる配給暴利システム!
「テレビに押されて斜陽の日本映画界を再生させるには、より良質な作品を作るしかない!」
『赤ひげ』の新井出医師が青年医保本に教えんとしたのは医術以上に人間としての“道”だった。
『乱』の秀虎が自分の後継者たる息子たちに求めたのも“人の道=愛”だった。
弟子の成長に未来への希望を見た『赤ひげ』と違い、絶望の淵に追いやられ発狂して死んだ父を『乱』で描かざるを得なかった黒澤監督の心情の変化を、我々は知らなければならない。
『乱』のラストで丹後(油井昌之)に叫ばせた
「神を怨むではない・・・人の世の残酷を見て、神は泣いておられるのだから」という意味の台詞を
『赤ひげ』も口にしていた。
ここに、処女作以来未来への希望を胸に社会悪と戦ってきた1964年のまでの黒澤と、
敗北の連続で疲れ果て、後継者を得られぬまま絶望の淵に追いやられた21年後(1985年)の黒澤の悲しみを見る。

「長坊~!、長坊~! ...
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